【レビュー・ネタバレ】夏のつぼみ 意地悪カレの不器用な愛し方
当ブログではアフィリエイト広告を利用しています
【レビュー・ネタバレ】夏のつぼみ 意地悪カレの不器用な愛し方です。
さて、この作品はどんな感じでしょうか?
まずは、簡単なあらすじからスタート!
●目次●
あらすじ
女性の篠崎は、10年ぶりに水泳部の同窓会へ参加することになった。
しかし、その水泳部の同窓会には、10年前に付き合っていた元カレの有川も参加していた。
篠崎は10年前、元カレの有川から告白され、付き合い始めたのだが、有川に振り回されっぱなしの日々……だが、有川の水泳に対する真剣な気持ちを知っていた篠崎は、有川のことを尊敬していたのだ。
しかしあることがキッカケで付き合いは終わり、自然消滅してしまう。
そして篠崎は有川と何も話せないまま、10年ぶりに同窓会で会ったのだった!
感想
付き合っていた2人が自然消滅して、同窓会をキッカケにまた付き合うというドラマチックなお話でした。
でも自然消滅した理由が男性の有川にあると思うので、「彼女は有川を受け入れたけど、やっぱり過去のことを考えるとかわいそう……」とは思いましたね。
ただ同窓会に参加したからこそ、篠崎も有川も心のモヤモヤを解決して、幸せになれたわけなので、恋愛は行動しなければ何も始まらないし、決着をつけることもできないと改めて感じました。
ちなみに篠崎は同窓会には参加するつもりはなく、ハガキには不参加にしていました。
でも仕事帰りで男性の先輩と会い、同窓会に行くことになったのです。
※どうやら男性の先輩は、昔から篠崎のことが好きだったもよう。
つまりここで同窓会に参加していなければ、有川と会うことはないので、篠崎はわだかまりを抱えて苦しいまま、過去にあったことをひきずったでしょうね。
篠崎からすると、同窓会が始まって有川と話す時は辛かったでしょうけど、その辛さを乗り越えたからこそ、幸せになれたわけですよ!
良かったね。篠崎!!
あと有川のことですけど、彼の篠崎に対する気持ちは分かります。
それに昔は今よりも心の余裕がなかっただろうし、恋愛のことでいろいろと振り回してしまうこともあるとは思いますよ。
でも篠崎と自然消滅してしまったキッカケやそのあとの行動は、彼女の心と体を傷つけているので、これは本当にダメ!
しっかりと篠崎の話を聞くべきでした!!
そもそも相手の心と体を傷つけたら、付き合いだけではなく、会うだけでも不快に思われますからね。
だから篠崎が有川に冷めることなく、想い続けていたからこそ、2人は再び付き合うことができたというのがあると思うので、「彼女を大切にするんだよ!有川!!!」って言いたくなります。
ムフフなシーンで印象に残ったのは、やはり篠崎と有川がしっかりと話して、分かり合った後にプールで気持ちよくなる所ですね。
2人にとって思い出の場所ですし、シチュエーションとしてもドキドキできました!
あとは篠崎が過去、一方的に有川にされてしまうシーンです。
男性向けのような激しさはありませんけど、ムフフなシーンでもシリアスでムフフなシーンに慣れていない人は気をつけて欲しいです。
私はいろいろな作品を読んでいるし嫌いではないし、慣れてもいますが、それでもシリアスでフフフなシーンは、胸に来ますよ。
甘さとシリアス、複数のムフフなシーンがあるので、人によってはかなりドキドキできると思います!
いろいろあった篠崎と有川ですが、ハッピーエンドになって良かった!
これからは2人で支え合いながら、絆を深めていって欲しいですね。
あと篠崎のことが好きな先輩は……新しい恋を見つけて下さい!!
篠崎と有川の絆は10年経過しても消えることはなかったのですから。
レビュー
10年前、同じ水泳部で活動をしていて付き合い始めた2人。
しかし突然別れることになり、何も分かり合えないまま時が過ぎて、10年ぶりに同窓会で会い、再び2人は付き合うことになるストーリー。
2人が付き合い始めたキッカケは男性の有川からで、強引で相手を振り回すタイプ。
そのため、篠崎は有川の言動に振り回されることが多かったわけですが、彼の水泳に対する熱い気持ちや真面目に取り組もうとする所が、彼女はとても好きだったのです。
彼の容姿ではなく、中身に惚れているのが良いですよね。
同じ活動をしているからこそ、相手がどんな人間なのかも分かりますから。
しかし他の水泳部の男性と活動の話をしていただけなのに有川は勘違いしてしまい、しっかりと話し合いをしたかった篠崎でしたが、有川は話し合いに参加してくれず、付き合いが消滅してしまいました。
ここで有川が話し合いができなかったのは、まだ若かったからでしょう。
だから時間が過ぎてから余裕を持った人間となり、もう一度、愛を育むことになるのは悪いことではないと思いますし、素敵なことだと感じますよ。
とはいえ、篠崎の心と体は深く傷ついてしまったのに有川の方が幸せになっている感もあるような……気がします。
人によっては、モヤモヤする点だと思います。
しかし付き合いというのは、2人の気持ちが大切なので、相手のことを受け入れているのであれば、これ以上は周りは何も言えませんから。
恋愛は本人達で決着をつけないとダメですからね。
ムフフなシーンは、いくつかあります。
付き合い始めてから・別れる前に有川から一方的に・10年後にお互いに話し合ってから……などです。
別れる前のムフフなシーンは本当に一方的なので、読むと驚く人もいるかもしれません。
女性からすると痛いシーンになるため、苦手な人は要注意です。
そして1番長く描かれているのは、10年後のムフフなシーン。
2人だけになり、やっとお互いに話し合い、体だけではなく心もつながれた素敵なシーンです。
場所は10年前、2人で活動をしていたプールで、お互いに求め合っている所がギュッと描かれていて良かったです。
ちなみにプールでムフフなことをすることについては、私は作品なのであまり考えないようにしていました。シチュエーションとして楽しませてもらいましたよ!
ここから再び、篠崎と有川のお付き合いが始まります。
そしてこれからは、2人のお付き合いの本当の始まりだと私は思います。
これからは何かあっても、しっかりと話し合いもできるようになった2人ですし、トラブルや困難があっても乗り越えて欲しいです。
2人とも、幸せになれて良かったですよ!
男性の有川に対してモヤモヤとしてしまう所がある作品でしたが、女性と男性の恋愛は何もないわけではありません。
ちょっとしたことでも、すれ違う原因になってしまいます。
恋愛をしたことがある人は、すれちがうことがどれだけ今後に影響するか分かってもらえると思います。
人によっては評価が変わる作品ですが、少しでも気になる人は読んでみて下さいね。
星の数
星の数は最大で5つです。
ストーリー:★★★
ムフフ度:★★★
◆下の電子書籍から読めます!
- レンタ!で読む
- eBookJapanで読む
- コミックシーモアで読む
- hontoで読む