【レビュー・ネタバレ】はっきり言って、きみが好き
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【レビュー・ネタバレ】はっきり言って、きみが好きです。
さて、この作品はどんな感じでしょうか?
まずは、簡単なあらすじからスタート!
●目次●
あらすじ
職場の女性達と浴衣を着て、夏祭りに行くことになった女性の狛江。
しかし女性のみで浴衣を着て夏祭りに行くのではなく、職場の男性にも声を掛けることにする。
職場の男性に声を掛けることになってしまった狛江は、来てくれそうな先輩の楢崎(ならざき)に話す。
すると、狛江には意地悪なことばかり言う同期の男性・谷野(やの)に聞かれてしまう。
さらに狛江の浴衣の考え方に対して、あれこれ言う谷野……。
そして夏祭り当日、来てくれた男性はまさかの――?!
感想
いつも一緒にいて会話をする同期の男性と夏祭り、これだけ聞くと胸がときめきませんか?
でもその同期の男性が、自分にだけ毒舌だったら……イラッとするし、モヤモヤすることもありますよね。
そんな毒舌で同期の男性、なんと自分のことを気にかけてくれているとなれば、いろいろとありそうな感じがしませんか?!
これだから恋愛って、何が起こるのか分からなくて、人によって正解が違うんですよね。
この作品、一緒に働いている同期の女性・狛江と男性・谷野がメインで話が進んでいきます。
それと、付き合う前の女性と男性の話でもあるので、お互いに素直になれず、すれ違ってしまう所が描かれていますよ。
ラブラブであまーい話ではないので、カップルになる前のドキドキ感やもどかしさが好きな人には、とても楽しめる作品!
それにしても同期の谷野は、素直になれないし、女性の気持ちをしっかりと読み取るのが苦手みたいですね。
でも、素直になれないのは谷野の性格なんでしょうけど、女性の気持ちをもう少し考えられるようになれば、狛江との関係もまた違っていたでしょうね。
狛江は考えすぎるし、もし谷野にハッキリと言えたら、それはそれで彼とは違うつながりになっていたかも……。
個人的には、谷野が毒舌すぎるから、「もうちょっと、言い方には気をつけるべきじゃないかな?」とは少し思いましたけどね。
狛江とは一緒に働いている人ですし、職場内で問題が起こったら大変じゃないですか。狛江にあれこれ言うのもリスクがありますし……。
ただ、お互いに完璧ではないからいろいろと恋愛のことで辛いことはあるけど、それを乗り越えて幸せになれますからね。
それに実際、2人とも夏祭りで心の中がモヤモヤしたけど、話し合って解決できたわけですから。
そして夏祭りで浴衣だから、ムフフなシーンはドキドキさせてもらいました!
浴衣って、いいですよね!!
私からすると浴衣は特別感があって、ムフフなシーンで少しずつ着ているものが崩れて肌が見えるのが、とてもセクシーでドキドキがとまらないのです!!!!
1話で終わる作品なので、ページ数が少なめのは仕方ないのですが、もうちょっと長めに読みたかった気持ちはあります。
でも浴衣のムフフなシーン、満足しましたよ。
夏祭りでいろいろあって、職場でもあれこれ悩んでしまっていた狛江でしたが、さすがに谷野も気にしていたようで、彼女と話し合ってくれたので良かったです。
このまま中途半端なのが1番ダメですからね。
最後の最後で、タイトルの意味が分かり、「そういうことね」と納得もしました。
でも個人的には、「谷野から伝えたほうがもっとカッコよかったかも?」と考えてしまった……。
谷野という人物をどう感じるかで、評価は大きく変わってしまうと思います。
私は付き合う前の恋模様、そして浴衣にドキドキできたし、いろいろと楽しませてもらいました!
レビュー
他の女性には優しく、自分にだけは毒舌な同期の男性と夏祭りをキッカケに関係が進展するストーリー。
しかも夏祭りで浴衣なので、和風な作品が好きな人にもおすすめしたい作品です。
それと夏祭りと聞くと、青春で甘酸っぱい感じですが、ここに登場してくる女性達はアラサー。
女性達は現実と向き合わなくてはいけない年齢でもありますので、いろいろと必死です。
そこで職場の男性に声を掛けることを決め、狛江がその担当をすることになったのです。
たしかに、パートナーがいない独身アラサーの人達が夏祭りに浴衣を着て、ワイワイするのはいろいろとキツイ……。
現実でも、女性だけで楽しんで年齢だけが上がり、理想を語ってしまうやつです。
読んでいる人の年齢や状況によっては、心にグサッとくるものがあるのではないでしょうか?
そして夏祭りの当日、いろいろとイベントが発生するのですが、どれもリアルでもありそうなことばかりで面白かったです。
ただ狛江も谷野もお互いに素直ではないため、すれ違って勘違いされて、「どうなってしまうの?!」と途中でハラハラしました。
あとは、胸がキュンとするポイントが後半に多く描かれていて、狛江と谷野の距離が近づいた感じが伝わり、私もドキドキでした。
ムフフなシーンは、男性の一人暮らしの部屋で浴衣を着たままのシチュエーション。
洋服にはない、ドキドキ感やセクシーさが浴衣にはあるので、楽しく読ませてもらいました。
個人的には、もっと激しく2人が気持ちよくなっている姿を描いてくれた方が嬉しかったです。
その方がお互いに心の中にあった気持ちを解放して、つながりが強くなると思ったからです。
ただ2人は、まだムフフなシーンの時点だと正直な気持ちを伝えられなかったので、中途半端に終わってしまいました。
1話で完結する作品は、ムフフなシーンで関係をハッキリとさせてハッピーエンドとなることの方が多いと私は感じていたので、中途半端に終わらせて、また日常に戻るのは珍しいと思いました。
中途半端な関係になってしまった2人でしたが、お互いに話し合い、谷野が狛江に告白をしました。
ロマンティックな告白ではなく、ストレートに伝えつつ、軽く言ってしまう所がマイペースで毒舌な谷野らしさがあります。
そしてそんな告白に涙してしまう狛江、ここで何も言わない・怒らないのが彼女の答え。
衝撃的なオチではなかったのですが、2人にとってはベストな着地点だったかと思います。
谷野が狛江にだけ毒舌なのは、彼女のことが気になるからです。
男性が理由なく、女性に毒舌になる人なんていません。
狛江は1人であれこれ考えてしまい、モヤモヤしてしまいます。
本当に嫌なら、本気で怒り、仕事以外のことでは関わらなければいいだけです。
だから2人とも相手のことが気になってしまうなら、もっと素直になればいい!
しかしそれが上手くできない所が、「谷野も狛江も、恋をしているな……」と思いました。
少しだけ苦いけど、ほどよい甘さもある大人の女性にピッタリな作品です。
星の数
星は最大で5つです。
ストーリー:★★★
ムフフ度:★★★
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