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【レビュー・ネタバレ】墨入り幼なじみの束縛がツライその4

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【レビュー・ネタバレ】墨入り幼なじみの束縛がツライその4です。

さて、この作品はどんな感じでしょうか?

まずは、簡単なあらすじからスタート!

 

●目次●

 

あらすじ

七瀬と瑠偉が、家でいろいろあった後に戻ってきた瑠偉の兄・璃久。

兄の璃久は瑠偉から、自分がお風呂に入っている間はクローゼットで待機しているように伝えられる。

伝えられた通りにクローゼットに入った璃久を心配した七瀬は声を掛けると、彼は聞きたいことがあるらしく、七瀬に質問!

その頃、お風呂に入っていた瑠偉は昔を思い出していた……。

 

 

感想

今回の話は、瑠偉が七瀬を好きになった理由や瑠偉の兄・璃久との関係など、重要なシーンが多めだったと思います。

とはいえ、前回のラストがドキドキしたので、本当はそちらの続きを描いて欲しかった気持ちがあったんですよね。

でも軽く流されてしまいました……。少し残念です……。

でも過去があるからこそ、今があるわけですし、過去を描くタイミングを逃してしまうので難しいですよね!

 

ストーリーは、七瀬と瑠偉が前回いろいろあった後、外出していた兄の璃久が家に戻ってきて、瑠偉の過去が始まります。

周りから兄の璃久と比較されてしまっていたこと、周りと同じように比較・否定しないで、自然と一緒にいてくれた七瀬が特別な存在となっていく流れが描かれていましたよ。

ロマンチックに言うと、この時点で七瀬と瑠偉の運命は決まっていたようなものです。

 

それから時間が流れて、七瀬にあの事件があり、瑠偉はどのように一緒にいたらいいのか分からなくなってしまいました。

でも、瑠偉なりに守ろうとしていたんですよね。しかも、瑠偉自身からも!

この瑠偉自身からも守ろうとするあたりが、彼の本気の想いを感じられます。

いつも一緒にいる女性を大切にしたい男性ならではの悩み……ですよね。

ただ周りからすると、「彼氏じゃないのに、いつも一緒はおかしいよ」とか「このままだと七瀬はパートナーを作れないじゃん」など思われたわけですよ。

だから周りからすれば、瑠偉のイメージは過保護や束縛の印象を持ってしまい、あまり良い印象を持たれることはないわけで……。

これは瑠偉の気持ちを考えると、どれだけ七瀬のことを想っているかが分かりますし、この時点ではその気持ちを抑えていたわけですから、彼はだいぶ辛かったと思いますよ。

 

それにしても、過去の璃久の姿、すごくチャラいです!

でも七瀬と会話をして、すぐに近づいて触ることができるのが彼の魅力ですよね。

コミュ力が高すぎる!

でも見た目がチャラすぎて、やっぱり私はあまり合わないかも……。

 

そして瑠偉は璃久と比べてしまい、七瀬に近づいて触ってしまったら……といろいろ思っていたら、気持ちが高まってしまうわけですよ!

さらに瑠偉の頭の中が描かれているんですけど、その中では七瀬といろいろしている所が描かれていて、彼の男性らしい所が伝わってきました。

ただ1人で……するシチュエーションなので、人によってドキドキするのは難しいかもしれません。

でも、好きな人のことを想うのはおかしくないし、欲が出てくるのは普通ですよね。

私としては、瑠偉の過去とあまり知ることができないであろう部分を読むことができて良かったですよ。

 

過去の話から現実に戻るわけなんですけど、瑠偉は「兄のようになれていたら上手に七瀬の隣にいることができたんだろうな」って思ったわけなんですよね。

だから1番気にしていたのは、自分なんですよ。

こういうのって、ありますよね……。

でも今の瑠偉は七瀬と仲良くなって、一緒にいるわけですから、過去は過去、今は今なんです。だからこれで良いんですよ!

 

次の話は璃久が七瀬と瑠偉のことをどのように考えているのか、どうして泣いてしまったのか分かる感じですかね?

もしかしたら璃久の方が瑠偉のことを羨ましがっている可能性はあるかもしれないし、弟の瑠偉のことで心配していることがあるのかもしれないし、次回も気になります!

早く読みたいですよ!!

 

 

レビュー

今回のエピソードは、瑠偉の過去がメインに描かれていました。

前回のラストの続きを読めるのかと思ったら、あっさりと流されてしまいましたが、どうやら璃久は七瀬に何か聞いていたようなので、次回を待つしかなさそうです。

 

瑠偉の過去というのは、小さい頃から社会人になる前までのことが描かれており、さらに兄・璃久との比較も多かったです。

もちろん瑠偉の過去なので、その頃の七瀬も描かれています。

個人的に読んでいて素敵だと感じたのは、『小さい頃から七瀬は特別な人』と瑠偉が思い出しているシーン。

七瀬にとっては普通に瑠偉と一緒にいるだけなのかもしれませんが、兄の璃久と比較されることが多く、自分の好きなことを否定しないで肯定してくれる人は大切な存在になるのは当たり前です。

私が大人になって思うのは、価値観や考え方は人それぞれで、つい他人と比較してしまうことも多くなりますので、自分の好きなことを自然に肯定してくれる人というのは、なかなかいないです。だから自分のことを好きになってくれる人は大切だし、大事にしていかないといけません。

しかし兄の璃久のように気持ちを素直に言えない瑠偉は、特別な人と思っていても、幼馴染の関係が長く続いたのでした。

 

そしてポイントになってくるのが、瑠偉の七瀬のことを守りたいという気持ちが描かれているのですが、瑠偉自身からも守らないといけないということ

簡単に説明すると、「自分も男性である」ということです。

瑠偉も男性なので、好きな人ともっと近くにいて、たくさん触りたいと思うのです。

そのため今回のムフフなシーンでは、瑠偉の欲が描かれており、七瀬のことを考えながら1人でいろいろしていました。

瑠偉が七瀬のことを考えながら夢中でするシーンは、個人的にはとても男性らしく感じましたが、人によってはあまり好きではないと思うので、今回のムフフなシーンは評価が分かれそうだなと思いました。

 

瑠偉は過去を思い出し、結局のところは兄の璃久のようになりたかったのです。

しかし今は七瀬と関係が進展して、反省していたというわけです。

そしてお風呂が終わった瑠偉はなぜが泣いている兄の璃久を見て、今回のエピソードは終わりでした。

 

前回からの続きを期待していましたが、今までとは違う角度からストーリーを読むことができたので、面白かったです。

特に瑠偉の今までの考えや気持ちがじっくりと描かれていて、七瀬との関係が進展して良かったと感じてしまいました。

それぐらい瑠偉が七瀬のことを想う気持ちは特別で大きいということです。

次回は兄の璃久が泣いた理由が分かればいいですし、そろそろ璃久は帰るのでしょうか?

楽しみです!

 

 

星の数

 

星は最大で5つです。

 

ストーリー:★★★★

 

ムフフ度:★★★

 

 

 

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